『塩』最強説は、本当。
毎日、何かしら『塩』と関わっている人間。
食べ物にも塩。飲みの物も塩。美容にも塩。
今回は、古来の経験から今に伝わる『塩』の利用法をお伝えします。
塩は、殺菌作用が強力です。
力士は、稽古場で、擦り傷になると、すぐに塩をすり込みます。患部からばい菌が侵入するのを防ぐことを、先人達の経験から知っているのでしょう。
切り傷、打ち身、火傷などに、塩または塩水をつけると、すぐに血が止まり、化膿せず、治りも早いそうです。
止血剤になるので、喀血や吐血の時には、まず塩水を飲んでおきましょう。
毒虫に咬まれた時は、すぐに塩水で洗うか、塩を噛んでから塗っておきましょう。
昔は、毒矢でいられた時には、すぐに塩を飲み、患部に塩を塗って、毒を消したそうです。
犬や猫に咬まれた時にも応用できます。
塩は、毒を消すだけでなく、毒を排泄する力を持っています。
食中毒などで、吐きたいのに吐けない時、塩を溶かしたぬるま湯を飲むと吐いてしまうそうです。
歯痛は、塩をかみしめていると治るそうです。
野菜などの洗浄には、濃い塩水につけると、安全に、農薬の洗浄もできます。
塩で歯を磨くと、歯茎を丈夫にし、歯槽膿漏予防になります。
喉の痛みには、へたなうがい薬より、塩水がよく効きます。
足の痛み、むくみ、痛めた時は、塩湯で足を温め、足を高くして寝ると、翌朝には治ってしまうこともあるようです。
便秘の時に、塩を炒って布で包み、下腹に当てておくと、排便を促します。
急に吐き、下し、激しい腹痛の時は、塩を臍に詰めて盛り上げ、その上に灸を7~10火すえると、十中八九は、そのまま治ってしまうそうです。
身近な『塩』
いざという時、大いに役に立ってくれます。